革を購入する際にシングルバットや、ベリーという単語を聞いてなんだろう?と思ったことはありませんか?
今回は革のパーツごとの名称と、それぞれの特徴について詳しく解説します!
これから革を購入する人
革の部位ごとの特徴を知りたい人
革の部位
丸革
カットを行わずに一頭そのまま鞣した形になります。
鹿革や豚革などの比較的小さい動物で多く見られます。
革の端も購入時のDS数にふくまれるので実際に使用できる分は思っていたより少なくなるケースがある。
それでも品質のいい背中の部分を大きく好きな形で使える点は丸革のメリットです。
半裁
国産のヌメ革などによく見られる、背筋のラインでカットされた大きな革です。
こちらも革の端が含まれるので、ロスになってしまう部分がありますが、それを差し置いてもDS数は大きいです。
初心者の方は品質のいい部分を製品に使い、端を練習で使えるため、一度買ってみるのもいいと思います。
ダブルショルダー
両肩の部分になります。イタリアンレザーなどでよく見る形で、繊維が緩くなるベリーや首元がカットされているので比較的無駄になる部分が少ないです。
品質のいい背中部分を大きく使えるので、大きめの作品を作る際もおすすめです。
トラといわれるシワの模様が入ることがあり、インパクトのある見た目の革が豊富です。
ですが模様はランダムですので、そこは注意点になります。
ベンズ
半裁からショルダーとベリーの部分を切り落とした形です。
ロスが少なく、長方形になっているので、素材が切り出しやすいです。
繊維の密度も良好で品質の良いものが多いです。
個体によっては聞いていた頃の傷が目立つものがあるので注意が必要です。
ベリー
お腹部分に当たる革です。他の部分よりも繊維が荒く、 傷も多くなっています。
他の部位よりもDS単価が低いです。
基本的に使いにくい印象ですが、鞣しの技術によって品質のいいベリーもあるようです。
カット革
お店によってはA3やA4サイズにカットした革を売っていることもあります。
基本的にお試し用なので、通常よりDS単価が高くなります。
ハギレ
革をカット革に加工する際に余った革を安く売ってくれるお店もあります。
気軽に使えるので練習用やキーホルダーなどの小物用に使い勝手がいいです。
あとがき
それぞれ部位に合った使い方があるので少しでも意識すると製作がワンランクアップするかもしれません!
ただ、同じ革でも大きさ、革の張りなどが、注文した時によって変わることはよくあるので