レザークラフトをこれから始めようという方でとりあえず道具セットを買ってみようという方多いんじゃないでしょうか??
実際に僕もレザークラフトを始めたときは道具セットを買うことから始めました。
しかし商品によって入っているものはバラバラで道具の使い方もわからなかった当時の僕は、とりあえずたくさん入っている海外製のものを選んだ結果、、、
ほとんどの道具を買いなおす羽目になってしまいました。
レザークラフトの知識がちゃんと見についた今だからこそお勧めできる道具セットをご紹介したいと思います。
目次
道具セットをお勧めする理由
まず道具セットを買うメリットについてご紹介します。
すぐにレザークラフトを始められる
レザークラフトを始める時点で最初のハードルになるのは道具を集めるということです。
レザークラフトの道具はレザークラフトを始めてやる人にとって見たことのないものが多いと思います。
そのためざっくりとした作りたいもののイメージはあっても、それを作るために何が必要なのかを判断するのは難しいと思います。
その点、道具セットを買ってしまえば最低限必要なものはそろっているので、一度始めてみて後から足りないものだけを買い足すということができます。
近くにレザークラフトのお店がある方は店員さんと相談しながら一つずつ道具を選ぶのも楽しいと思います。
近くにお店がなくても一つずつ必要なものだけを選びたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
安く買える
レザークラフトの道具セットはたくさんの道具を同時に買うため、一つずつ買うよりも安くなることがあります。
ただ安すぎるものは品質がよくない場合もあるので、注意が必要です。
このあとにおすすめする商品は、安価でもある程度品質が保証されているもののみを厳選しています。
レザークラフト道具セットを買う際の注意点
僕のように道具セットを買って後悔しないようにするためにも、レザークラフト道具セットを買う際の注意点を押さえておきましょう。
品質の悪いものに注意
あまりにも安くてたくさん道具が入っているものなどは、道具の質が悪く使い物にならないものが入っている場合があります。
特に出品元が海外のものなどには注意しましょう。
なるべく日本の協進エルさんや、クラフト社さんなど有名なメーカーのものを選びましょう。
必要ないものが入っている
レザークラフトはたくさんの道具を使って製品を作りますが、作りたいものによっては必要のない道具が入っている場合もあります。
たとえば染色されているイタリアンレザーを使いたいのに、道具セットの中に革を染めるための道具が入っていたらもったいないですよね。
このあと紹介する道具セットは道具ひとつずつ、何に使う道具なのか説明するので自分に必要な道具が入っているか確かめながら選んでください。
道具が足りない
道具セットが家に届いて、これでレザークラフトが始められる!と思ったら肝心な道具が入っていないなんてことも結構あります。
これについてもこの後最低限これもあったほうがいいんじゃないかって物は紹介するので安心してください。
おすすめの道具セット
おすすめ度・・・
レザーハンドソーイングセット スタンダード
セット内容
道具名 | 用途 |
---|---|
菱目打ち(2本目) | 縫い穴を開ける道具(カーブなど) |
菱目打ち(4本目) | 縫い穴を開ける道具(直線) |
丸ギリ | 型紙の転写など |
ステッチンググルーバー | 糸を縫うためのガイド線をひく |
ヘリ落とし | コバの角を落として仕上がりを綺麗にする |
サンドスティック | 張り合わせたコバをならす |
ヘラ付きヘリ磨き | コバ磨き、手縫い線付け |
トコプロ | コバ、床面仕上げ剤 |
ジラコヘラ | 接着剤を塗る |
サイビノール | 接着剤 |
木槌 | 穴あけ作業 |
ゴム板 | 穴あけの土台 |
フェルト | ゴム板の下に敷いて消音 |
手縫い針 | 手縫いで使う針 |
エスコード | 手縫い糸 |
手縫いワックス | 手縫い糸を蝋引きする道具 |
別たち | 革を裁断する |
ビニール板 | 裁断マット |
パスケースキット | お試しキット |
ガイドブック | 手縫い工程のガイド |
正直これを買っておけば間違いないおすすめのセットです。
追加で必要なものはほとんどありませんがしいて言うのであれば、別たちをメインの裁断道具とするのは切れ味が落ちやすくあまりお勧めできないので、革包丁を買うのがおすすめです。
しかしコストを抑えるのであれば別たちを利用して切れ味が落ちたら替え刃を使うのも最初のうちはありだと思います。
ぱれっとオリジナル基本工具セット
おすすめ度・・・
セット内容
道具名 | 用途 |
---|---|
菱目打ち(2本目) | 縫い穴を開ける道具(カーブなど) |
菱目打ち(4本目) | 縫い穴を開ける道具(直線) |
ヘラ付きヘリ磨き | コバ磨き、手縫い線付け |
トコノール | コバ、床面仕上げ剤 |
ジラコヘラ | 接着剤を塗る |
エルスーパーボンド | 接着剤 |
木槌 | 穴あけ作業 |
ゴム板 | 穴あけの土台 |
手縫い針 | 手縫いで使う針 |
ポリエステルボンド糸 | 手縫い糸 |
手縫いワックス | 手縫い糸を蝋引きする道具 |
万能打ち台 | ホック、カシメなどの取り付け |
ハトメ抜き8号 | 穴あけ |
ハトメ抜き15号 | 穴あけ |
ホック打ち | ホック取り付け |
カシメ打ち | カシメ取り付け |
鉄筆 | 型紙の転写など |
ホックなどは頻繁に取り付けるのであって損はしないと思います。
追加で用意したいものは、革を裁断する道具と裁断用マットです。
革を裁断する道具はこちらの記事を参考にしてください。
最初はカッターなどでもいいと思います。
こちらは刃ブレ防止機能がついていて正確に革を切り出すことができるのでお勧めです。
裁断用マットは刃を傷めないビニール板がおすすめです。
レザークラフト手縫いコンプリートキット
おすすめ度・・・
道具名 | 用途 |
---|---|
菱目打ち(2本目) | 縫い穴を開ける道具(カーブなど) |
菱目打ち(4本目) | 縫い穴を開ける道具(直線) |
丸ギリ | 型紙の転写など |
ネジ捻 | 糸を縫うためのガイド線をひく |
ヘリ落とし | コバの角を落として仕上がりを綺麗にする |
菱ギリ | 縫い穴を開ける |
トコプロ | コバ、床面仕上げ剤 |
ジラコヘラ | 接着剤を塗る |
白ボンド | 接着剤 |
木槌 | 穴あけ作業 |
ゴム板 | 穴あけの土台 |
手縫い針 | 手縫いで使う針 |
エスコード | 手縫い糸 |
手縫いワックス | 手縫い糸を蝋引きする道具 |
コバ磨き帆布 | コバ磨き |
レザークラフト技法辞典 | 書籍 |
菱目打ちと縫い糸が2種類入っていて、作るものによって変えられるのはいいですが、最初はどちらかさえあればいい気もします。
このセットで一番お勧めできる点は、レザークラフト技法辞典が入っている点です。
この本はレザークラフトの基礎知識が詰まっていて、僕も自分の知識を発信する前に間違ったことを言ってしまわないよう、確認用として読むことが多いです。
この本はほかの道具セットを買う方も別で買うことをお勧めします。
ハンドソーイングツールセット
おすすめ度・・・
道具名 | 用途 |
---|---|
菱目打ち(2本目) | 縫い穴を開ける道具(カーブなど) |
菱目打ち(4本目) | 縫い穴を開ける道具(直線) |
丸ギリ | 型紙の転写など |
ステッチンググルーバー | 手縫い線のガイドを引く |
菱ギリ | 縫い穴を開ける |
トコノール | コバ、床面仕上げ剤 |
白ボンド | 接着剤 |
木槌 | 穴あけ作業 |
ゴム板 | 穴あけの土台 |
手縫い針 | 手縫いで使う針 |
エスコード | 手縫い糸 |
手縫いワックス | 手縫い糸を蝋引きする道具 |
カッター | 革を裁断する |
追加で用意したいものは、コバを仕上げる際に必要なヘリ落としとスリッカーです。
この二つでコバを整えると作品の印象がとてもしまって見えるのでおすすめです。
それと接着剤を塗るための道具も入っていないのでジラコヘラも用意しましょう。
まとめ
今回はレザークラフトを始める際におすすめの道具セットをご紹介しました。
どのセットを買っても後悔しないものをチョイスしたので参考になれば幸いです。