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Let’s start leather crafting
レザークラフト

oarsmoonで取り扱っている革

今日はoarsmoonで取り扱っている革について詳しく説明していきたいと思います。

エルバマット

まず最初にご紹介するのは、イタリアンレザーのエルバマットです。

エルバマットを使用した名刺入れ

エルバマットとはイタリアのトスカーナ地方で伝統のバケッタ製法にて作られた革で、薬品を使わず植物性素材のみで鞣されています。なので、使うほどに色艶が増し、極上のエイジングが楽しめます。

エルバマットグリーンを使用(ベルト部分は昭南多脂ベンズ)

個人的な感想としては、オイルがたくさん含まれている分、しっとりとした触り心地がしてずっと触っていたくなるような革です!オアズムーンでは基本的に5色ほど取り扱っていますが、どの色も発色がよく、個性もあるのでぜひ手に取って頂きたいです。

昭南多脂ベンズ

続いて紹介するのは昭南多脂ベンズです。オアズムーンではナチュラルのみ取り扱っています。いわゆるヌメ革というものですね!

上質な原皮の上質な部分のみを渋漕で2、3か月じっくりと時間をかけて鞣されているので、繊維がとてもしまっていて張りのある革に仕上がっています。つまり何が言いたいかというと、とにかくいい革だということです!!

昭南多脂ベンズのl字ファスナーウォレット
昭南多脂ベンズのキーカバー

オアズムーンではエルバマットなどほかの革と組み合わせて使うこともよくあります。どんな色の革と組み合わせても相性がいいですし、お財布の内装などに使えばじょうひんな仕上がりに、メインで使えば飴色のエイジングを存分に楽しむこともできます。

こんがり日焼けしたCB缶カバー

アラスカレザー

こちらの革は常に在庫を用意しているわけではなく期間限定レザーとして僕の気まぐれでその時気になった色を入荷して取り扱っている革です。

この革は表面についたロウが特徴的で、このロウは使っているうちに革に浸透していき革本来の染料染めの色合いが現れてきます。そこからさらに使い続けると、色味に深みとつやが出てくるので二段階の変化が楽しめるとても面白い革になっています。

アラスカイエロー、ターコイズのキーケース

またシュリンク加工と言うのも特徴的で革の表面にシボというしわがあります。シュリンクというのは縮むという意味があり、製造の段階で薬品をかけて革を縮めさせることによってしぼが出来るらしいです。

アラスカピンクのメガネケース

このロウとシュリンク加工によりアラスカレザーは革の表情に個性があり、一枚の同じ革からつくられた作品でも使う部位によって全く違う表情の作品になります。このランダム性こそがアラスカレザーの特徴であり魅力だと考えています。

ほかの作家さんでアラスカレザーのことを気まぐれレザーと名付けている方をみかけて、ネーミングセンスに脱帽するのと同時に、先に思いつきたかったなーと思いました(笑)

オアズムーンで取り扱っているのは以上になります!だいぶ長く語ってしまいましたが少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。新しい革の入荷がありましたらインスタグラム等で告知したいと思いますので、フォローしていただけたら幸いです。

ABOUT ME
oarsmoon
副業で革細工職人をしながらブログを書いています。普段は普通の会社員で、そこから抜け出すため日々奮闘中です。ECサイトで500件以上の取引をした経験をもとに、レザークラフトの技術、商品販売のノウハウ、自信の作品の紹介などを発信していきます。