今回は革製品を使っていてどうしても避けることができない水シミの対処法を解説します。
大切に育てていた革財布に水シミができちゃった、、なんて経験はないでしょうか??
正しく対処しなかった場合かえって悪化させてしまうこともあるので注意が必要です!
基本のメンテナンスはこちら
目次
予防する
対処法の前にまずは予防しておく必要があります。
これはとても簡単で革製品用の防水スプレーをかけることです。
雨の予想される日は、お出かけ前に防水スプレーをしましょう。
アメダスはかばん屋さんもおすすめしていた商品ですので安心して使うことができます。
完全に水を防げるようになるわけでは無いので、水がついてしまった時はすぐ拭き取るようにしましょう。
必要なもの
柔らかい布
皮革用保湿ワックス
革が濡れてしまった時の対処法
柔らかい布で水分を拭きとりましょう。
オイルレザーなどは、すぐに拭くことができれば革に浸透する前に水分を除去できる場合もあります。
なるべくはやく表面についている水分を取り除いてあげましょう。
水ぶきをして水シミをなじませる
すでに水シミができてしまっている場合は表面の水分をとってもシミが残ってしまうことが多いです。
その場合は濡らした柔らかい布をかるくしぼり、シミが分からなくなるように全体を濡らしていきます。
余分な水分を拭きとる
乾いた柔らかい布で表面の水分を拭きとります.
強くこすってしまうと跡が残ってしまうので優しく、表面の水分だけ取れれば大丈夫です。
乾かす
風通しのいい日陰で革製品を乾かしましょう。
カバンなどの場合は型崩れなどを起こす可能性があるので、新聞紙などを中に詰めておくのがおすすめです。
保湿する
このままカラカラに乾かしてしまうと、革の水分が失われて表面がひび割れたりする可能性があります。
革が完全に乾く前にメンテナンス剤を塗りこんで保湿してあげましょう。
おすすめはラナパーです。
ワックスタイプなのでスポンジで適量塗りこんであげるだけで大丈夫です。
オイルタイプと違って塗りすぎによるシミなどができにくいのでおすすめです。
ラナパーの特徴と使い方はこちらの記事を参考にしてください。
ここまでくれば水シミは分からなくなりますね!
以上が革製品が濡れてしまったときの対処法になります。
次にやってはいけないNG行動について説明します。
革が濡れたときのNG行動
ドライヤーなどで急乾燥させる
早く乾燥させて元に戻したい気持ちは分かりますが、熱や乾燥を革に与えてしまうとダメージが残ってしまう可能性があります。
製品の型崩れや劣化につながるので気を付けましょう。
革を濡らしすぎる
革の表面を全体的に濡らすといいましたが革の内部まで浸透するほどの水分を与えてしまうのはNGです。
革には可塑性と言う性質があり、力を与えて形を変化させるとその形で保持される性質があります。
革が濡れているとその性質が最大限に発揮されるので、製品の形が変わってしまうことがあります。
濡らしすぎには注意しましょう。
まとめ
今回は革製品が濡れてしまった際の対処法について解説しました。
革製品は大事に育てている方も多いと思うので正しくメンテナンスをして長持ちさせましょう。
ちなみに僕はちょっとくらい水シミできてもあんまりきにしません(笑)
むしろ愛着が沸くような気がします!